├─≠ョ─ヵラス 奈良ひれ(鰭)
魚のひれ(カクレクマノミ)
小離鰭(finlet)。アジ科やサバ科、サンマ科などの魚類にみられる
ひれ(鰭)は魚が泳ぐのに欠かせない手足のようなものであり、ときには地上を這ったり、空中を飛んだりするのにも使われる。体につく位置により次のように分類される。
胸鰭(きょうき・むなびれ) - 頭の後方、体の側面に位置する一対のひれ。
背鰭(はいき・せびれ) - 背側にあるひれ。種によって数が異なり、第一背鰭・第二背鰭などと区別する。
腹鰭(ふっき・はらびれ) - 腹側の肛門より頭側にある一対のひれ。
臀鰭(でんき・しりびれ) - 腹側の肛門より尾側にあるひれ。
尾鰭(びき・おびれ) - 体の最も後方にあるひれ。
脂鰭(しき・あぶらびれ) - サケなどに見られる、背びれの後方にある1 つの小さなひれ。
小離鰭(しょうりき・はなれびれ) - サバやマグロなどの尾部に見られる、多数の小さなひれ。
頭鰭(とうき・あたまびれ) - オニイトマキエイの頭部にある1 対の角のようなひれ。
胸びれと腹びれは左右1対あり、これらを対鰭(ついき)、それ以外を不対鰭(ふついき)と呼ぶ。また背びれの数は1基、2基、3基と数え、前から順に第1背鰭、第2背鰭、第3背鰭と呼ぶ。